福祉用具開発のためのリアルタイム計測技術

　拓殖大学は質の高い教員と多くの研究機器、実験設備など知の力を維持しております。産学連携研究センターはこれら知の力を有する本学と皆様方が協力できる場を提供するとともに、その窓口となっております。
　今回の展示では、「福祉用具開発における計測に関する基盤技術」を紹介します。手すりや杖など歩行を補助する福祉用具に作用する力（荷重）や、利用者の関節角度や身体の加速度、筋肉の活動量などの身体的な情報をほぼリアルタイム（チャンネルごとに約2 msという極低遅延）で収録することが可能です。これらのデータについては同軸で接続できるセンサなどであればいずれも収録可能であることも大きな特徴です。同技術と統計学的な分析手法を組み合わせることにより、人間工学的観点に基づいた製品の設計開発が可能となります。