1. ホーム
  2. 固体材料の高速引張り力学特性評価

固体材料の高速引張り力学特性評価

概要 研究技術内容

 金属でも,固体ポリマーでも,変形速度によって応力―ひずみ曲線の形状が変化することが知られてい
ます.もちろん,温度でも変化することが知られていますが,ひずみ速度による変化を直接的に設計に取
り入れるのには,かなりノウハウが必要です.自動車メーカーは鋼板の,携帯電話メーカーは固体ポリ
マーの応力―ひずみ曲線の変動をいろんな味付けで設計に盛り込むことで他社との差別化を図っていま
す.
 貴社の製品が数十cmからの落下が想定されているのであれば,このような材料特性を盛り込んだ商品
開発をして,他社に一歩先んじた技術力をアピールしてみませんか? 普通の引張り試験の100万倍の変
形速度での応力―ひずみ曲線を測定したければ,ぜひご相談ください.

写真・図(要点説明)


活用方向

うっかり落としても,機能を損なわない商品開発のための第一歩になるデータが取れます.

関係する大学・企業等

自動車メーカー,携帯機器メーカー,素材メーカー等

学科・研究者

学科名 機械システム工学科
分野 衝撃工学
研究者 板橋 正章
主研究テーマ 固体材料の機械的性質のひずみ速度依存性評価
主要キーワード ひずみ速度,衝撃,応力―ひずみ曲線,予損傷(疲労,ひずみ)

特記事項

特許取得・各種認証等取得状況 ISO26203-1 Metallic Materials - Tensile Testing at High Strain Rates - に実験技術の一つとして付録に
掲載されています.
シーズの熟度 世界的に見ても日本の大学とごく一部の企業には最高水準の実験装置が備わっています.それに甘んじ
ることなく,さらに精度向上を目指して,進化を続けています.