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数理との融合によって生まれた新暗号方式

概要 研究技術内容

東京理科大学 理工学部 情報科学科 大矢雅則教授の研究チームと,イタリア・ローマII大学のアカルディ教授のグループが,20年以上にわたる数学(非可換解析学・非可換確率論など)の研究をベースとして,開発した新しい暗号方式。
(1)独自の数学理論を基にして,他方式に比べ非常に高い品質の乱数を生成することができる.
(2) 暗号の解を見つける確率がゼロになることが数学的に証明されており,従来方式と比べ非常に高い安
全性を有している.
(3) 従来の方法に比べ,鍵交換,鍵生成アルゴリズムが圧倒的に速い(従来比1万倍以上の速さ)

写真・図(要点説明)


活用方向

Streaming(デモ有) 音声・動画などのマルチメディア・ファイルを安全にかつ高速に転送する。
Strong Identification (デモ有)自動車のキーレスエントリーなどへの応用.etc

関係する大学・企業等

東京理科大学 総合研究機構 量子生命情報研究部門(部門長:大矢雅則教授)
ローマ大学II ボルテラ・センター(センター長:ルイジ・アカルディー教授)

学科・研究者

学科名 経営情報学科
分野 数理情報、数理物理、数理経済
研究者 松岡 隆志
主研究テーマ 量子情報理論、非可換確率論、作用素代数論、ゲーム理論
主要キーワード 量子エントロピー、エンタングルメント、量子相関、アダプティブ・ダイナミクス、ミクロ・マクロ双対性、公平性を取り入れた効用モデル、etc.

特記事項

特許取得・各種認証等取得状況 本件における非対称公開鍵暗号方式をイタリアにて特許出願中.日
本でも同様な出願を行う予定.
シーズの熟度 本暗号方式を用いたいくつかの試作品(イ
モビライザー,暗号化ソフトなど)がある.また、現在,実用化に向けてパートナー企業と製品を開発中.
備考:本研究は、当該研究者が所属する研究グループの共同研究者たちによる成果であり、現在のところ、当該研究者は本研究
に関連した論文による実績はありません。ご興味をお持ちの方には、当該研究者が実質の研究メンバーを紹介します。