機能性セラミックス低温コーティング技術 -光MOD法-

分類NO: 10-039

概要

 従来、機能性セラミックスは、高温、超高真空中でコーティングされてきました。光MOD法は、化学溶液の光反応を用いることで、熱処理なしに機能性セラミックス膜を形成できる特徴があります。加熱処理が不要なため、プラスチックの上に多結晶の酸化物膜を作れます。また、単結晶基材上には、エピタキシャル成長が可能で、機能膜の性能を格段に向上することが可能となります。本方法は、多様な酸化物材料を多品種変量生産可能であり、材料開発から生産にいたる一貫したシステムの構築が可能です。展示会では、センサ膜、電子部品、蛍光体膜などを例に挙げながら、新しい機能成膜コーティング技術についてご紹介いたします。

写真・図(要点説明)


企業概況

企業・団体名 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地域 長野県外
住所 〒305-8563
茨城県つくば市梅園1-1-1中央第三
電話・FAX TEL: 029-849-1548
FAX: 029-861-6130
業種 金属加工 ホームページ http://www.aist.go.jp/
代表メールアドレス sgk-kanto-ml@aist.go.jp
企業紹介 基礎から応用に至る連続的な研究フェーズを有する「品格研究」の確立を目指しながら、攻めの姿勢による産学関連携と、基礎研究の成果を産業技術へ橋渡しする「第二種の基礎研究」の推進、そしてマネージメントの経験を有する研究者によるベンチャー(大人のベンチャー)への挑戦を通した社会の更なる活性化を山総研の主要活動目標として進めていきたいと考えています。

特記事項

提供できる価値及び応用分野 今回は常温で蛍光体・透明導電膜・センサー膜などの常温セラミック成膜法である光MOD法の紹介ですが、環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信・エレクトロニクス、ナノテクノロジー・材料・製造、計測・計量標準、地質の各分野で連携(技術相談・共同研究・受託研究)が可能です。
企業、大学等と年間約5000件の技術相談、約3000件の共同研究を実施しています。

Download PDF